【銭ゲバ】ジョージ秋山死去に思う☆【アシュラ】

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先日
漫画家のジョージ秋山氏が死去されたニュースを見た
 
私はかつてジョージ秋山の漫画を読んで
そうとう衝撃受けて好きだから
死去のニュースにびっくりしてショックだったの
 
 
ジョージ秋山といえば優れた有名作品がいくつもあるけれど
 
何と言っても
銭ゲバなのです

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銭ゲバは
主人公の蒲郡風太郎が壮絶な貧困を経たことで
「金のためならなんでもする」と
殺人を繰り返しながら成り上がった末
「幸せとは」という究極の命題を前にして虚無感にかられ自殺するという
見るタイミングによっては打ちのめされてしまうようなだいぶ重たいテーマの漫画
 
これがね
重い
 
重いんだけど名作なのよ
 
 
ある意味では
よくある二元論で「愛か金か」的に書かれているから
「そんなのどっちも必要だよー」と中庸の意見でニュートラル化できるといえばそうなんだけど
あえてそこを
極限にふりきった人物を主人公にすることで心に訴えかけてくる壮大なドラマに仕上げてる
 
金のためならなんでもやる、と
悪魔に魂売り払ったかのように
自分に優しさを向けてくれる人や
自分を愛してくれる人ですら手をかけてしまう
 
死ぬ直前に
幸せについて思いを馳せる時
極々平均的な人間が思い描くような
なんでもない日常をイメージしていく風太郎
 
殺人シーンよりもなによりも
終末に向かう幸せについて考えるシーンの重々しいことよ…
 
泣けてくるのよね
 
最終的に風太郎のために殺人を犯す職場の同僚が「俺たち友達だよな」と言うところでも
曖昧な表情で返事をする風太郎
 
「銭」だけを追い求め
無形である友情や愛情に対しての不信感が強すぎて
実はそういう「見えない宝」を手に入れていたことも気が付けない
自分がどこかで求めていたことすら気がつかない
もしかしたら
気づいているけれど受け入れられず
それでも「銭ズラ」を止められなかったのかもしれないね
 
漫画の中で
何人もの登場人物が
ピュアに現れては最終的に
「銭」にひれ伏し破れていき
その姿に何度も絶望させられる風太郎は
止められない自分の中にある
純粋な理想を現実に見せてくれる存在が必要だったのかもしれない
 
ジョージ秋山の作品は映像作品にもなっているものが多く
銭ゲバも最近では松山ケンイチ主演でドラマになっているのよね


ばんばんスピーディに人が死んでいく…
ドラマ版は
椎名桔平がお父さんとかかっこ良すぎるだろ笑、とか
いろいろつっこみどころもあるけれど
 
最終回は泣けるのよ
 
自爆の仕方が原作とは違うスタイルで
これはゴダールの気狂いピエロのオマージュだろうか?と思ったけど
(あの作品でも主人公は「俺はバカだ」と言って自爆する)
とにかくね
切ないのよね…
パラレルワールド的な手法なんだけどさ
 
あそこで気づいていたら
あそこで戻れていたら
 
違う自分として違う人生を生きていたかもしれない
 
ハッピーエンドとは程遠いけれど
自分の今の立ち位置や望む人生について考えるには非常に良い
 
でも銭ゲバの結末はもしかしたら
ジョージ秋山的な優しさなのかもなー、とも思う
ジョージ秋山の作品って
救いがないような人物が出てくるけれど
どこかに、作者の目線に愛を感じるというのかな
それがあるから傑作になってると思うのよね
救われてるんだよね、どこかで
風太郎が幸福について思い巡らせたイメージって
本当に平凡な一般家庭というのかな
可愛い奥さんがいて、こどもがいて
仕事も普通にあって、みたいなイメージ
これを「幸福」のイメージとして据えたジョージ秋山は
優しいよね…
あれだけ殺人繰り返して
本当に「この世は金だけ」になった人物が現実にいたとしたならば
果たして最後にかけらでも良心を残しているかといえば
当たり前のようなステレオタイプの日常に幸福感の憧れを抱いているかといえば
個人的には疑問なのだ
 
ただ風太郎は
貧困ゆえに病床の母を救えず
「お金がなくてお母さんは死んだ」という意識が強烈で
それがゆえに「お金持ちになって幸せになる」と決意したものだから
ベースは「お母さんを救いたかった」なんだろうね、
そう思うと
温かな家庭に幸福のイメージを抱いているのも理解はできる
だけどピュアすぎて貪欲すぎてまっすぐに突き進んだ結果
何かが違ったから
「お金はあるけど幸福じゃない」自分に気づいちゃったのよね
 
殺人こそしていないとはいえ
私自身も必死で自分の夢のために身を切り売りしてきているし
最近でこそようやく人からのサポートを受けとれるようにはなってきたけれど
たとえば「友達だよね」と言われても
友達がなんの救いになるというの?と、遊びなんて興味も持たず生きてきてるので
風太郎の気持ちが痛いほどよくわかる
 
そして風太郎も
自分に近づいてくる人間は
金が目当てか
自分を愛しているのかと
いつまでも人間に対しての不信感も拭えないんだよね
 
仕事には忠実だよね
だってその先に銭があるから
それ以外のこと
見えないよね
見えていても関係ないし興味もないよね
銭にならないなら…
 
最近って
映えだのなんだのと
とにかく「外側から好かれる」ことや「評価される」ことを目指して
みんなせっせとばかみたいに加工しようが修正しようが
自己イメージを「いかによく見せるか?」ということに躍起になっている風潮があるよね
 
もともと外側からの評価を重要視している人たちは一定数いたのだろうけれど
SNSみたいにソーシャルなつながりがある場所で自己表現する機会が増えて
方法もぐっと簡単でシンプルになったことで
その傾向が余計に顕著になったというのかな
顕在化されたともいうのかしらね
 
過剰とも呼べる「社会にどう自分を見せたいか」という傾向にまるで反している銭ゲバのような
「理想の己とは違うけれど、誰しもが持っているかもしれないどろどろした部分」を描ける漫画家って
もう現れないかもしれないね…非常に惜しい
 
「みんな仲良く手を取り合って」みたいな作品多くない?
最近の漫画を読まないからイメージだけであれだけど…
ある時から(スピリチュアルブームくらいから??)「ワンネス」的な思考が広がって
それが「みんなで幸せ」につながりつつも
「出る杭は打つよ、だってみんなでって言ったんだから」っていう同調圧力にもつながって
ぬけがけ(ってあれだけど)したり、本音を言ったらムラハチみたいなさ
実は言いたいことも言えないような社会になってるんじゃないかな?と
いい人仮面を被り続けないとだめになっちゃってる人多いんじゃないかな?と
反対に
わざわざ悪役になりたがって、悪いキャラ仮面被る人もいるしね
どっちも対外的自己表現のこじれ具合でいったらどんぐりの背比べ
 
善かれ悪しかれ村的だわね、と思うし
自由を装ってものすごい不自由だし
むしろ、ジョージ秋山が描いたようなどろついた部分を思い切りだしている方が
よほどすがすがしく裏表なくって
人としては信頼できそうだなあ、と
私なんかは思ってしまう
 
だってさ
「銭」を追い求めて何が悪いの??
生きるためにはこの資本主義社会において
必ず必要なものじゃないの
銭、銭、銭、と追い求めることが私は決して悪いとは思えないし思わない
まあ風太郎のように殺人までしなくても、とは思うけどー笑
作中ではまあまあ無駄に人が(犬も)死んでるからね笑
 
愛と銭を両方満たす人生を誰もが選べばいいのに
世の中は「どちらか」に偏重するような意見が多くなりがちでしょ?
だけど実際に
どれだけ愛があっても銭がなければその国で生きることすらできないのが現実だし
銭は
もらったら嬉しいし
あげたら喜ばれるし
無形である「気持ち」やなんらかの感情エネルギーを代替した形あるものにしている点において
数値化しやすいし
わかりやすく使いやすいものだと思うんだけどね
ただ、
「銭」によって
少し人生の歯車が狂ったり
振り回されたりする人が出てきてしまう、っていうことだけよね
 
私は親がとんでもだったおかげで
小学生くらいから自立をすごく据えて生きていたから
クリスマス何欲しい?って聞かれても「お金」って答えてたのね
そういう現実的な答えをするこどもが嫌いだったみたいで笑
「かわいくない」って
まったく喜ばれなかったんだけどさ笑
どうでもいいおままごとセットより
好きな力に変えられるお金が一番よかったのよ
ドラマ版の方で
すっかり成り上がって銭を手にいれた風太郎に
幼少時からのある意味で因縁の女性(社長令嬢)が
「あなたはお金の使い方もわからないでしょ」と言い放つシーンがとにかくすごくいいのよね
リアルなんだもの、とにかく
ほしがるわりには上手に使いこなせない人や
いくらほしいのかも明確に示すことができない人が多い
それがお金の持つ側面のひとつよね
深いわ…なぜかしらね、たかがお金、されどお金
 
ジョージ秋山では他にも
「アシュラ」という強烈な作品があって
これは飢饉の時代に人肉食ったり殺人して生き延びようとするアシュラという少年が主人公
最初はなんと自分の母親に食われそうになる
ひでぶの骨頂!

この作品にこの曲はねーな、って笑止千万ですけど
あとCGね!
アシュラを綺麗に見せようと整えるなよー笑っていう…
綺麗に整えないものの中にも生々しくリアルな美ってあるからねえ…
 
アシュラも
死ぬかもしれないというぎりぎりの
極限の状態に追い詰められた時の人間模様がね
ぶちきれててとにかくリアル
途中でね
自分を「人間」として扱ってくれる優しい少女に出会うのよね
ここで起こるアシュラの心の変化がまたすごいリアリティ
 
 
苦しい中を生き抜いている人間は
とかく幸せに対して恐怖をもつ
自分が幸せになっていいんだろうか
この幸せはいつまで続くんだろうか
 
そして幸せを手にいれた時
初めて知るその甘さに飢えていたが故しがみついてしまう
 
やがてその幸せが壊れた時
どうせ失うものならいっそ知らないままの方が良かったのにと
喪失の苦しみを体験して嘆くのだ
 
もしかしたら現代は
頭が考えているよりは
はるかにスイートで甘い時代なのかもしれないね
 
幸福を選びやすい時代
 
だけど
人間は基本的には恐怖を回避しようとする防衛本能、危険回避傾向が強いから
幸せを間違えて「危険物」としてアラートしちゃって
うかつに手を出せない人の方は多いかもね
 
本当は望んでいない状況に我が身を置いて
あいつのせいだ
時代のせいだ
社会のせいだ
なになにのせいだ…
 
そう吠えている限り
幸せや快感、大切なものを失う苦しみという可能性から離れることができるものね
 
その状況がたとえ不幸であっても
夢を見ている限り
夢が夢である限り
失われることは決してなく
いつまでも消えることはないからね
幸せになるよりも
不幸でいる方が楽で簡単なのかもしれない
欲しがって得られない苦しみより
最初からないものとして求めもしない…
人間が苦しみから解脱できるのは
どうしたらいいのでしょう
私自身は
自分の尽きることのない欲望を昇華するために生まれてきてるので
解脱する気もないからいいけどね笑
とにかくいろいろな視点で読める作品よね
 
 
ジョージ秋山
素晴らしい感性の稀有な作家さん…
 
 
追悼
 
 
そうそう
ジョージ秋山といえば
「セックスドクター尖三郎」っていうお色気アクション漫画があるのよね
産婦人科のお医者である尖三郎が
ピンクなムードで事件を解決していくっていう呑気な作品なんだけど笑
私はたまたま古本屋さんで全巻セットで購入して一気に読んだのね
これがまた
お色気シーン満載で笑
かなり気楽に読めておもしろいのでおすすめよ👍
主人公は浮浪雲にも通じる飄々と達観した雰囲気かも
漫画喫茶でもこもって
ジョージ秋山をマラソン読書会したいわ笑

 
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